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【ThinkPad X1 2017】Thunderbolt3とWiGigのメリットを分かりやすく解説!

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こんにちは、空飛ぶガジェッター、みいや(@flying_gadget_m)です。

私の愛機であるThinkPad X1 Carbon 2017にも搭載されている最新の通信規格であり、今後のPCのトレンドとなりそうなThunderbolt3とWiGigについて、初心者にもわかりやすく解説していきます。 

 

このページの目的

イマドキのPCには、「Thunderbolt3」とか「WiGig」という次世代の通信規格が搭載されています。これらは最新のPC事情に接していない人にとっては馴染みが無く、初めて聞く人も多いと思うので、私が調べて理解した範囲で説明します。

この記事では規格そのものの技術的詳細には深入りせず、PCがこれらに対応していると何ができて、どうウレシイのかに重点をおいて説明します。

 

Thunderbolt3とは?

Thunderbolt3とは、USB Type-Cのコネクタを使った高速通信規格です。ThunderboltはもともとUSBとは関係なく、Macで採用されていた規格ですが、Thunderbolt3になってコネクタがUSB Type-Cと共通化され、USB3.1の上位互換として使えるようになったため、今後普及が進むものと予想されます。

USB Type-Cというのはこれ。最近のスマホでMicroUSBに代わって採用が進んでいる小さいコネクタです。そう、上下の区別がなくなったアレですね。

 

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実はこのUSB Type-Cコネクタ、上下の区別だけでなく、ピン数が大幅に増えてUSB以外の信号を同時に送れるようになり、電力供給機能も強化されるなどインターフェースとしての性能も劇的に進化しているんです。そして、その進化した部分をフル活用しているのがThunderbolt3なんです。

Thunderbolt3と従来のUSBとの違い、特徴は以下の3点です。

 

通信速度がめちゃくちゃ速い

Thunderbolt3は通信速度は極めて高速です。具体的にはUSB3.1の4倍となる40Gbpsで通信できます。他の通信規格と速度を比較した下の画像を見てもらえば、Thunderbolt3がいかに高速か分かると思います。

 

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ディスプレイがつながる

従来のUSBではPCとディスプレイを接続することはできず、DVI、HDMI、DisplayPort等の専用のインターフェースを使って接続していたと思います。一方で、Thunderbolt3はDisplayPortを含んでいるため、ディスプレイも接続することができます。これもUSB Type-Cコネクタの増えたピンを活用した機能(Alternate Modeといいます)の1つです。

 

大電力を供給できる

USBの利点の1つは通信と電力供給が同時にできることですが、Thunderbolt3ではUSB Type-C専用の強化された電力供給規格であるUSB PD(Power Delivery)に対応しているので、従来のUSBよりも大電力を供給できます

具体的には、従来のUSBでは5V 1Aまでの供給しか出来なかったのが、USB PDに対応したThunderbolt3では最大20V 5Aまでの供給が可能です。これならスマホだけでなくノートPCも充電できます。実際にThinkPad X1 Carbon 2017ではACアダプタのPC側はUSB Type-Cコネクタです。

 

使い道は、ずばりドッキングステーション!

ここまで読んで多くの方がお持ちの、「Thunderbolt3が凄いのはなんとなく分かった。それで何に使えるの?」という疑問にお答えしましょう。上で挙げたThunderbolt3の特徴を生かすデバイスは、ずばり、ドッキングステーションです。

 

ドッキングステーションって何?

ドッキングステーション、あるいは単にドックと呼ばれるデバイスがこれ。下の写真はLenovo純正の「ThinkPad Thunderbolt 3 Dock」です。

デスクトップPCの本体裏側についてるI/Oパネルのようなコネクタが並んでいますね。写真のLenovoドックの場合、DisplayPort×2、HDMI、VGA、USB 3.0×5、Gigabit Ethernet、ヘッドフォンジャック、Thunderbolt3の各ポートを備えています。

 

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前回の記事で「ドックはUSBハブのお化けだよ~」とざっくり説明しましたが、実際には外付けのHDDや光学ドライブのようなUSB機器に加えて、ディスプレイ×2台、有線LAN、プロジェクター等も接続でき、ノートPCにUSB Type-Cコネクタを1本繋ぐだけでデスクトップPCと同等の拡張性を実現できます。しかもドック側にACアダプタを接続しておけば、PC本体はUSB PDで給電されるのでACアダプタ不要です。

これだけ多くの機器がUSB Type-Cコネクタ1本でつながるって凄くないですか?これがthunderbolt3の最大のメリットです。

要は、40Gbpsなんて通信速度は単独のデバイスで使うことはほぼ無いけど、ドックを使ってたくさんのデバイスをぶら下げるときに真価を発揮するということですね。こちらのような汎用品のThunderbolt3ドックも沢山あります。値段も拡張ポートの種類と数もまちまちなので、自分に合った製品を選んで下さいね。

 

グラフィックボードを外付け?

さて、こちらはややコアな層向けの使い方になりますが、PCI Express×16接続のグラフィックボードをThunderbolt3で外付け化するユニットが発売されており、このようなユニットを使えば、Thunderbolt3でノートPCにグラフィックボードを外付けできます。

Thunderbolt3はPCI Express×16(Gen1)と同等の通信速度なので、こういった従来のUSBでは出来なかった使い方も生まれてくるわけですね。今のところはグラボ自体がPCI Express以外のインターフェースに対応していないので、こういったユニットを使うしかないですが、そのうち純粋に外付け用に設計されたグラボも出てくるのではないでしょうか。

ディスプレイやドライブ類に加えてグラフィックボードも拡張対象となれば、3Dゲームも含めたPCの使い道の大部分がノートPCだけでカバーされることになります。

 

あれ、デスクトップPC要らなくね?

うん、そう思いますよね。

今まで自宅据え置き用のデスクトップ、持ち運び用ノートPCの2台を運用していた人も、Thunderbolt3ドックや外付けグラボがあれば、ノート1台にまとめられる可能性があります。

CPUやメモリはノートPCでもデスクトップPCとさほど変わらないので、自宅でデスクトップPCを使う理由はディスプレイ、入出力デバイスやドライブ類の拡張性だと思います。コネクタ1本で拡張性を解決するThunderbolt3ドックがあれば、ノートPCにまとめた方がデータ移行やソフトを別々にインストールする手間が無くなって良いのではないでしょうか。

 

WiGigとは?

Wigigは60GHzの高周波を利用した高速無線通信規格で、一言で言えば「Wigigは上で書いたようなドッキングステーションが無線でつながる規格」です。Wigig搭載の無線LANボードと専用のWigigドックを使用することで豊富な周辺機器をワイヤレスで利用することができます。

 

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Thunderbolt3と異なりワイヤレスなので、ケーブルが不要で設置場所を選ばない利点があります。一方で、以下の制約もあります。

  • 通信速度は最大7GbpsでWi-Fiより速いがThunderbolt3、USB3.1には劣る
  • 電波の到達距離10m程度と短く、直進性が高いので障害物が苦手
  • ワイヤレスなので電力は送れないため、PCとドックの両方にACアダプタが必要(もしくはPCはバッテリー駆動)

なお、ThinkPad X1 Carbon 2017では、Wigig搭載の無線LANボードは2017年8月現在米沢生産では対応しておらず、海外生産のみの対応となります。私はドックは有線のThunderbolt3で十分と判断したので、選択しませんでした。

 

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それでは、今日も読んで下さり、ありがとうございました。Good day!