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民間機フライトシムの操作環境を考える(その1)。ヨーク、ペダル、スロットルのおすすめはこれだ!

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こんにちは、空飛ぶガジェッター、みいや(@flying_gadget_m)です。

私はPCのフライトシミュレータの定番であるX-Plane11で、セスナ等のジェネアビ機を中心に飛ばしています。今回は私のコクピット環境の紹介と、民間機フライトシムのヨーク、ペダル等の選び方、レビューを書きます。

 

はじめに

フライトシムの世界は奥が深い。操作環境に関しても上を見ればきりが無く、中には航空会社の訓練用シミュレータと見まがうほど本格的な旅客機のコクピットを作ってしまう強者もいる。当然そのレベルまでいけば予算も製作時間も青天井である。

このブログで紹介するのは比較的万人向けに、ヨーク、ラダーペダル、スロットルレバーの3点セットでヨークで操縦する民間機の操作環境を再現することを目標とする。予算は送料や輸入にかかる諸経費を含めても10万円以下で収まるだろう。

私はセスナの実機も操縦するが、少なくともジェネアビ機に関してはここに書いてある環境で操縦感覚に大きな違和感は無く概ね満足しているし、パイロットライセンス取得、技量維持にも多少は役立つと思う(あくまで気休め程度であり、実機と全く同じ操縦感覚というわけではない、コンシューマーレベルの製品にそれを期待するのはそもそも間違っている)。

なお、私は上記の3点セットに加えてOculus Riftを使ったVR環境でフライトしている。VRの詳細は別記事で書くが、VRとフライトシムの相性は抜群で、これも非常にお勧めである。

 

管理人のコクピット構成

冒頭の写真は私のコクピットである。使っている製品は以下の通り。

 

ヨーク:CH Products Flight Sim Yoke

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市場にはスティックタイプの製品は充実しているが、ヨークとなると極端に選択肢が少なくなる。現時点で万人向けな価格帯のフライトシム用のヨークは、Saitek(Logitec)製品とCH Products製品の2択となっている(20万くらい出せるなら他にもあるけど)。結論から書くと、ヨークはCH Products製がおすすめである。

上記の2社のヨークの特徴と比較に関してはAmazon.comのCH Products Flight Sim Yokeのページの一番最初に書かれているレビューが非常に参考になる。要約すると以下の通り。

 

  • Saitekはヨークを止まった状態から動かし始めるときの引っかかり(静止摩擦力)が大きいため、オーバーコントロールになり易く細かい操作がやりにくい。これは民間機フライトシムにとって致命的な欠点である。一方CHはスムーズで細かい操作も問題なくできる。
  • CHのヨークの上についたレバーは操作しにくい。Saitekは別体のスロットルレバーがセットになっており、こちらの方が良い。ただし、これはCHの方がヨーク本体が安いのでスロットルレバーを単体で買い足せば良く、大した問題ではない。
  • 見た目の質感と頑丈さではSaitekの方が優れている。子供のおもちゃとしてはSaitekの方が良いだろう。本格的なフライトシムをやりたい大人であればCHがおすすめ。

 

というわけで、CHのヨークを買った。実際にSaitekのヨークは通っていたフライトスクールにあったが、上記レビューの通り細かい操作がやりにくいと感じたことはあり、今手元にあるCHの方が良いと思う。

また、CHのヨークは通常のFlight Sim Yokeと上位機種のEclipse Yokeがあるが、ヨーク自体の中身は同じで、Eclipseはボタンが多いのと、中央にラダー操作用のパッドがある点が異なる。ラダーについてはペダルを買う人は必要ないが、左手側にもハットスイッチがあるのは利点と言える(視点変更のために右手をスロットルから離さなくて良い、私はVRなので必要ないが)。

 

 

 

ラダーペダル:Saitek Pro Flight Combat Rudder Pedals

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ラダーペダルはフライトシムをやるなら是非とも購入すべきアイテムだが、とにかく良い選択肢が少ない。一般的な製品としてSaitek、CH Products、ThrustMasterの製品があるが、CHとThrustMasterのラダーペダルは写真を見る限り左右のペダルの間隔が明らかにおかしい(狭すぎる、足を揃えて操縦する飛行機など見たことが無い)ので除外。

SaitekのPro Flight Rudder Pedalsは左右のペダル間隔が実機と同程度に調整可能であり、万人向け価格帯の中では一番マトモに見える。入手性も問題ないので最も無難な選択であろう。ただし、この製品のペダルの形はあまり良くない。このペダルは足をかかとまで乗せて操作する前提で設計されているようだが、実機(軽飛行機)の操縦では飛行中は細かい操作ができるようにかかとを床につけたまま、ペダルの下端をつま先で操作するのが基本である(軽飛行機はアンチスキッドが無いので離着陸時に不要なブレーキを踏まないように、という意味もある。ブレーキ踏んだまま接地するとタイヤがオシャカになって余計な経費が掛かるので)。

私はSaitekのCombat Rudder Pedalsの状態の良い中古品をebayで購入した。これもSaitek製だが、ペダルの形がより実機に近く、ペダルの角度も調整できる優れモノだ(シム用のラダーペダルって全体的に「寝すぎ」なんだよね。実際は60°くらいの立った姿勢の方が実機に近い)。残念ながら現在は生産されていないようだ。Combat Rudder Pedalsは海外で中古品を発掘できればお勧めである。

また、万人向けカテゴリからは少し外れるが、MFG Crosswindという受注生産のラダーペダルは評判が良いようだ。ただし専用サイトで海外に直接発注、納期2週間程度、送料込みで4万円程度と購入のハードルは高め。

 

mfg.simundza.com

 

スロットルレバー:Saitek PRO Flight Throttle Quadrant

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スロットルレバーはSaitek製の3本のレバーがセットになったクオードラントタイプものが最も一般的で、私はこれを購入した。単発のジェネアビであればスロットル、ミクスチャ、プロペラピッチに割り当てて使えば良いし、双発の旅客機であれば左右のスロットルとスピードブレーキに割り当てて使えると思う。CHからはレバー6本のタイプも出ているので、双発ジェネアビ機や4発の旅客機を飛ばしたい人はそちらを選ぶと良い。

セスナと同じようなプッシュプルタイプの製品も海外の中古を探せばある(セスナ実機のスロットルはレバー根元のネジで摩擦力を調整できるが、そこまで再現しているかは不明)けど、個人的にそこは特にこだわらなくても良いと思う。

初心者向けに補足すると、一般的にレシプロエンジンのジェネアビ機はエンジン1発につきスロットル(エンジン出力)、プロペラピッチ(固定ピッチのセスナ172等は不要)、ミクスチャ(エンジンに送る混合気の濃さ)の3本のレバーが必要である。一方でジェット機はエンジンが電子制御(FADEC)であるため、レバーはエンジン1発につき推力制御用の1本で良い。

 

 

購入方法

ここで挙げた製品(というかフライトシム用品全般)は基本的に海外製である。上で挙げた製品は日本のネット通販でも取り扱いがあるが、全体的に現地価格よりも割高である。アメリカアマゾン(Amazon.com)やイギリスアマゾン(Amazon.co.uk)は海外通販の中では比較的使いやすく日本への発送も対応している場合が多いので、チャレンジしてみるのもありだろう。ちなみにVR環境を考えている場合はAmazon.comでOculus Riftがコントローラ付きで$399で買えるので、同時に購入して発送をまとめるのもあり。

また、日本への直接発送に対応していない海外のネットショップで買う場合は、スピアネットのような転送業者を利用することができる。私はAmazon.comとebayで買った商品をスピアネットに集約し、まとめて転送してもらった。参考までに私の場合は上記の3点セット+Oculus Rift(Touchコントローラ同梱版)の送料、手数料、関税を含めて2万円程度かかった。

 

まとめ

以上をまとめると、ヨークで操縦する民間機系のフライトシムを手ごろな値段で楽しむなら、操作系は以下の3点セットをまず揃えると良い。

 

  • CH Productsのヨーク
  • SaitekあるいはMFGのラダーペダル
  • SaitekあるいはCH Productsのスロットルレバー

 

これらの設置についての情報は次回の記事で改めて紹介するので、お楽しみに。

 

それでは、今日も読んで下さりありがとうございました。Good day!